【冬場のリン酸鉄リチウムバッテリー取扱いについて】

 NEV車両に搭載されているバッテリーは、リン酸鉄リチウム（LiFePO₄）バッテリーを採用しています。 安全性・寿命の長さに優れていますが、冬季は温度低下の影響を受けやすいため、以下の点にご注意ください。 

 ■ LiFePO₄バッテリー特有の冬場の特性 

低温では化学反応が低下し、出力・航続距離が短くなります。 　特に外気温0～10℃では性能の低下が著しいです。

 •0〜5℃付近では充電性能も低下し、適切に充電できない場合があります。

•マイナス温度帯での充電は避けてください。 

 ■ 使用・保管時の注意 • 待機電力、暗電流をなくすため、使用しないときは「キーOFF」「ブレーカーOFF」を徹底してください。

 • 走行後はバッテリーが暖かいうちに早めの充電を推奨します。（LiFePO₄は「深い放電」を嫌うため、使い切りはNG） 

• 充電が完了したら必ずケーブルを抜いてください。 

 ■ 長期保管（冬季休眠）時のポイント 

• 1か月に一度は必ず「軽い放電 → 再充電」を行ってください。

■ まとめ（重要） 

 • 航続距離が短くなる 

 • 不使用時はブレーカーオフの徹底を！　 　

 • 充電完了後はケーブルを抜く 

 • 低温時は充電しない（特に2℃以下は不可） 

 • 使い切りは避け、早めの充電 

 • 長期保管でも月1回は放電・充電